叱らない育児に後悔を感じたことはない?ママ友に聞かれ考えてみた!
叱らない、叱るだけが育児じゃないと、保育園も学童保育でも一緒だったママ友の意見に、私も「そうだね。」と賛同していました。
最近、久しぶりにお互いの休みが合い、ランチしました。
「叱らない育児は子供のためになると思っていたけど、最近後悔している…」と弱気な意見を聞き、びっくり。何が有ったのでしょうか。
叱らない育児で上の子はのびのび育った
彼女は、自分が親から厳しくされたので、自分の子はそうしたくないと思っていたのでした。女の子なので、もともと大人しく、周りや親を困らせるようなことはなかったようです。
うちも女の子。私もガミガミうるさく叱ったことは有りません。
叱られ厳しくされた経験の反動?
私が彼女に共感したのは、お互いに母親に厳しくされ過ぎたことです。お互いに長女。
- 下の子の面倒をちゃんと見なさい。
- 遊んでばかりいないで勉強をちゃんとしなさい。
- 散らかってるでしょ。だらしない。なんでちゃんと出来ないの。
「ちゃんと、ちゃんと!」耳にタコでした。
共働きで母も疲れていたのでしょう。怒るとヒステリックになり、それが嫌で、なんとか褒められるよう、怒鳴られないようにと顔色を伺うような時期も有りました。
「自分の子にはそんな思いさせたくない。」
「頭ごなしに叱らず、ちゃんと話を聞こう。穏やかに間違いは正してあげればわかるはず。」
子供が小学生までの間、彼女とそんなことをよく話したものでした。
叱らない育児は成功だった?
うちの子は、確かに大人の顔色を伺うようには育ちませんでした。びくびくして、自分の意見も言えない子にはなりませんでした。
ただ、多少弊害が…
自由を尊重し過ぎたあまり、多少自分本位なところが有ります。
自分の意見やスタイルをしっかり持っているので、相手に合わせるとか流されるということが有りません。
「こんな自分を理解してくれる人とは親友でいられるし、彼氏もそういう人を探す。」なんて言います。今さら相手に合わせられないと言います。
周りの影響で少しは、自分が折れることも覚えたようですが、他の人のレベルから言うと、まだまだ我が道を行っている状態です。
ママ友の叱らない育児の成果は?
娘と同級生の女の子は、のびのびと理想的に育ったと言います。
確かに、働くお母さんが忙しいのをわかっていて、家事を手伝ったり、弟の面倒を自発的に見てくれたりと、すごくいい子に育ったと彼女は喜んでいました。
会うと今でもキチンと挨拶してくれて、彼女の言う通り素敵な女性に成長しています。
母親のアドバイスで娘さんも諭して言い聞かせる子育てを実践
娘と同級生の娘さんの上にお姉ちゃんがいて、すでに結婚し、3歳の男の子のお母さんなのでした。
保育園に通っていますが、おもちゃの取り合いでよその子とケンカになったり、女の子にちょっかいかけて泣かせたりとかなり自由奔放とのことです。
自分の母親に勧められて、彼女も厳しく叱りません。
「叩いちゃダメでしょ。叩かれたら痛いよね。それなら、他の子にもしないようにしようね。」
こんな感じで、諭すやり方でした。
その時はうなだれて聞いているので、わかってくれたかと思ったのに、翌日も同じことを繰り返すのです。
保育士やお母さんたちから苦情を言われ、へこんだと聞き、心配しているようでした。
「男の子と女の子じゃ違うのかな。でもあんまり叱りつけて萎縮させるの可哀そうだし。」
悩みますね。
叱らない育児への後悔は何%?
結論から言うと、私の叱らない育児に対する後悔は30%です。
私は、母にずっと厳しくされて、「優等生気質」が染みついてしまいました。
一から十まで細かく注意されました。言葉遣い、勉強の必要性、怠けることの愚かさなど。その時はそういうものだと抵抗することもなく従っていました。
目上からは評価されても、同級生や同僚などからは、
「真面目過ぎて面白みがない。」
「点数稼ぎ。」
「融通が利かない。」
などと陰でディスられることも有りました。
反動からか、娘を表面的な優等生にするのではなく、本人の自主性を重んじたいと思って育てたのです。
悪く言えば、「自我が強い」ということで、下手をするとまわりから敬遠されることにもなりかねませんが、本人が人間関係に悩みながら軌道修正をし、成長していってくれたらいいと思っています。
本人に任せるって無責任?
妹と子育て談義をした時に、彼女からは私の「本人の自主性で軌道修正させる。」という意見に、「それは無責任じゃない?親なら人との和をはかれる子に、そういう性格に育ててあげるべきでは?」と言われました。
「何だか本人に任せるって聞こえはいいけど、親の責任放棄してない?」
と厳しい指摘をされました。
育児に100%の正解ってあるのかしら
う~ん、どうなんだろ。私は人の顔色で一喜一憂するくらいなら、自分を出して跳ね返されて、世間の厳しさを受けながら悩み、自分の落としどころを模索していった方が良いと思ってます。そこを、妹は子供が傷つくかもしれないのにという訳です。
性格や個人差は有りますからね。万人に正解の育児方法って無いのかもと最近は思っています。
終わりに
優しく諭すだけでは自分の行動を制御できない場合も有るのかもしれません。
親や周りの顔色を気にする子にしたくないという思いも大切ですが、もし周りに迷惑をかけてしまい、なかなか直せないようなら、やはりとことん向き合って厳しくする必要も有りますね。
怒る場合は「親のイライラをぶつける」ような言い方ではなく、厳しい中にも自分に対する愛情を感じさせることが大事ですね。
ご訪問ありがとうございました。