子供が家を出ると寂しい…寂しさから抜け出すにはどうする?
子供が独り立ちして家を出るのは、しみじみ寂しいと言います。
成長を感じて嬉しい反面、毎日当たり前に見ていた顔が見られなければ、理屈抜きでやはり寂しいですよね。
うちと同じ一人娘さんが、結婚した同僚が「あなたも覚悟しておいた方がいいよ。」と脅かすように言います。そして寂しそうに笑いました。
子供が家を出て寂しいと感じるのは具体的にどんな時?
- 夕食のメニューを考える時に、子どもの好きなものをつい考えてしまい、「あ、もう自分たちの好きな献立でよかったんだった…」と思った時に一瞬何とも言えない寂しさがよぎる…
- 洗濯物の少なさにあらためて1人いないと、こんなに減るんだと実感した時。
- 帰りの遅い主人を待ちながら、食事も先に1人で済ませ、テレビを見ても、ソファの隣のスペースが広く余って寒々しく感じる。ドラマを見ても、意見や感想を言い合っていた頃が懐かしく思い出される。
- 娘専用のシャンプーやスキンケア用品などが無くなり、風呂場や洗面スペースがかたづいた。ずっとこのごちゃつきをスッキリさせたいと思っていたが、叶ってみると何だか物足りない。物足りなさはそこはかと漂う寂しさなのだと気づいた。
これはその同僚の実感というか想いです。聞いていて、多分自分の子もお嫁に行ったら絶対一つ一つそのままリアルに感じるのだろうと思いました。
子供が自立して抜け殻のようになるのは何故?
ズバリ、次のことが言えるでしょう。
- 子供だけが生きがい!
- 他に趣味や熱中するものが無かった。今も無い。
子供が生まれてからは、生活のすべてが子供中心になります。それが当たり前になります。自分のことを振り返るのはつい後回しになり、趣味らしい趣味を見つける暇がないという人も少なくないでしょう。
気が付くと、子どもが巣立ったあとにはぽっかり穴が空くだけで埋める物が見つからないということに…
寂しさを克服するには?
子供が独立して家を出て寂しいと感じた項目を一つずつつぶしていくことで、乗り切るしかないですね。
- 夕食メニュー → 子供の好きではないメニューはなんとなく避けていたけど、もう気にしなくていい。好きなものを自由に食べられる。万歳!
- 洗濯物 → スニーカーや小物など別洗いにするものが減り、手間がかからなくてラッキー!
- テレビ → チャンネル権は私に!見放題だよ。好きなものを気にせず自由に見られるね。
- 水回り → 片付いて気持ちいい。自分の分だけなら種類も数も限られていてごちゃつかない。
といった具合に、良かったと思えたことだけを意識して、センチメンタルな気持ちにならないよう意識していったらいいのかなと思います。
寂しいのはどうしたって寂しい。この感情をなくすのは無理です。日にち薬。その生活に慣れていくしかありませんね。
寂しさを克服するには?その2
「子供だけが生きがい。」そういった親御さんも多いかもしれません。子供の世話をすることだけにすべてのエネルギーを注いできた。その注ぐ先が突然無くなれば、戸惑うのも無理有りませんね。
やはり、熱中出来るような趣味や楽しみを見つけることが、気がまぎれる一番じゃないかと思います。
急に何か探すというのも難しいでしょうから、子どもが独立や結婚をする前の早い段階で見つけておく方が良いでしょう。
子供にとっても安心
そういったものが有れば、子どもも少し安心して家を離れられます。自分が出た後、親がどれだけ落ち込むかと考えると心配です。
また寂しさのあまり頻繁に連絡されたり、涙ぐまれたりするのも気が重いかもしれません。
実は私の母がそうでした。趣味らしい趣味は有りませんでしたし、極度の淋しがり屋で長女の私にかなり依存している所が有りました。
案の定、私が結婚した後、しばらくの間抜け殻のようになっていて、心配でたまりませんでした。母は吹っ切るのに時間がかかったといまだにそう言います。
最後に
正直、娘に自分が巣立った後のことを心配させたくありません。
一人娘を溺愛している私としては、一生そばにいてくれたらなと身勝手なことを思ってしまうことも有ります。(娘には絶対言いませんが…)
でも、親がいなくなった後の本人の将来を思うならそんなこと望むわけにはいかないですよね。
出来るだけ娘に心の負担をかけず、幸せになって欲しいですから。親はみなそう思っていますよね。
で、ちゃんと私もいろいろ老後の楽しみを模索中。準備中です。1人の時間も普通に楽しめる。寂しさを感じる暇がないくらい自由に自分時間を楽しめる。そんな暮らしを目指して今後は頑張ってみようかなと思っています。
ご訪問ありがとうございました。