風の小径

小さな径(人生)を心地よい風に吹かれて充実して生きていきたい

娘が結婚して寂しい…そうならないために準備しておきたいこととは?

一人娘が結婚して寂しくて…仲良しの同僚がそっと話してくれました。

ずっと母娘で買い物はもちろん、旅行にも一緒でした。ご主人は仕事が忙しいようで、2人で行動することが多かったそうです。

そんな娘さんが結婚して彼女の手から離れてしまいました。心にぽっかり穴が開くってこういうことなのかな。

同じように一人娘を持つ私も心の準備をしておかなければと思います。

 

娘の結婚ー嬉しいはずなのに心が寂しいと言う

 

 

娘が大好き!離れる時を考えられないとよく昔から言っていました。

娘さんが小さい時からほんとに仲良しで、行動はいつも一緒でした。

溺愛と言ってもよい状況だったそうです。

彼女の日常は娘さんが中心でした。夕食のメニューも、テレビのチャンネル権もすべて娘さんの意のままです。

「旦那さんが文句を言うのでは?」と聞いたら、「言ってるけど顔は笑ってるんだよね。(笑)主人も娘は可愛くて仕方ないみたい。」と楽しそうに話していました。

うちも同じだなと思いました。

 

娘の結婚を願っていた彼女

f:id:cocoa36:20190424143924j:plain

ご結婚ですから、もちろん喜ばしいことです。

同僚も「結婚って大変ね。いろいろ準備することが多くてね。」と満面の笑みで話していました。

実は「30代目前なのに御縁がなかなか無くて…」という苦悩も聞かされていましたから、もう彼女はこの結婚を手放しで喜んでいるものと思っていました。

つつがなく式も終え、新婚生活も順調なようで、彼女も「ほんとうに良かった。肩の荷が下りた。」と安堵した様子でした。

 

いつか離れる日を想像はしていたけど…

当初は彼女にそんな様子は感じられませんでした。

娘さんが嫁いでそろそろ1か月。

お昼休みにお弁当を食べながら、ポツンと彼女が言ったのは、

「ちょっと…最近寂しくてね…いつもね、そばにいたからね。」

食べ終わってコーヒーを飲みながら、しみじみ言います。

「うち狭いでしょ。娘と2人分の洋服が入りきらなくてぎゅうぎゅうだったのよ。タンス余分に買おうかなんて言ってたのに、今は余裕で…むしろ私のは少ないから棚もスカスカなのよね…」

私はその言葉に彼女の寂しさがひしひし伝わってきました。

だってうちもそうだから。今はクローゼットがパンパンで、お互いに着ない服は処分してよなんて軽口をたたき合っていますが、余裕でしまえるようになった時、やりきれない寂しさを感じるのではないかと思うことが有ったからです。

 

心にポッカリ穴が開いたよう…

日々の暮らしに明け暮れ、忙しかった彼女は特に趣味と言えるものは有りません。

娘さんとのお出かけや、家での触れ合いで十分満足で、何か自分のための趣味などにいそしむことが無かったのです。

強いて言うなら映画。でも映画館に行くにも、家でDVDを見るのもいつも母娘一緒でした。前述の御主人はとにかく仕事人間で、帰りがいつも遅かったそうです。

「うちは母子家庭みたいなもんよ。」と明るく言っていましたが、娘さんが結婚した今となっては、ポツンと1人で見るテレビも切ないですね。

 

何か没頭できる趣味を持ってみる

彼女は私に言います。

「あなたも一人娘だから、いつかは手放す時が来るでしょう。喪失感は想像以上だよ。そうならないように、今からいろいろ準備しておいた方が良いよ。私みたいに何の楽しみも見つけられないとかなりしんどいよ。」

実感からくるアドバイスです。なかなか寂しさをやり過ごす方法が見つからないのだなと思いました。

 

思わぬ趣味を見つけて気持ちが明るく

 

その話から数日経ったころこんなことを話してくれました。

彼女は最近、カラオケにハマり始めたそうです。同じマンション内に同好会が有ったとか。

それまでは、掲示物に目を留めることがほとんど無かったのに、最近はじっくり目を通すようになりました。何かきっかけが欲しかったんでしょうね。

もともと歌うことは好きだった彼女。娘さんだけに注がれていた関心が他にも向き始めたのです。社交的でも有りますから、楽しみをみつけられて良かったです。

 

仲良しだったからこそのお互いの配慮

 

幸い結婚した娘さんは比較的近い所に住んでいるそうです。

最初は新婚生活の邪魔になってはと同僚は遠慮していました。そこはもともと仲良し母娘です。娘さんももちろん、お母さんのことを案じてたんですね。

その後は、お婿さんに配慮した範囲内で、2人はお互いの家を行き来しているようです。

そうこうしているうちに、お孫さんが生まれたりすれば、もっとお母さんの協力が必要になりそうですよね。喪失感なんて言っていられなくなるでしょう。

 

準備をまとめてみると

  1. 娘さんと同居のうちから、何か楽しみや趣味をみつけておく。
  2. 娘さんとの関係を普段から良好に。お婿さんとも仲良く出来るともっと良いかも。お互いに敷居が高くなくて気軽に行き来出来る。

1番はわかってるけど、なかなかですよね。そのうちになんて言っていると、あっという間ですよ。

2番は当たり前のことなんですが、意外と自分は仲良しだと思ってたけど相手にとってはそうでもなかったなんてケースが有るみたいです。

娘さんに対しても、お婿さんに対しても、押しつけじゃない思いやり、配慮が良好な関係を保つコツですね。

 

 

終わりに

私もいつか来る日のために、しっかり準備しておこうと思います。

近くに嫁いでくれるとは限らないし、娘に心配をかけるのも嫌です。

私も娘が大好き!離れて暮らすなんて今は想像したくも有りません。

でも、彼女の幸せを願うなら、いつかは結婚ということも有ります。御縁のものなので、必ずとは限りませんが。

彼女が私が寂しがることを心配することなく、自分の人生を十分満喫して欲しいのです。

私が何かに没頭し、楽しんでいればきっと娘は安心するはず。無用な気遣いをさせることが無いようにしたいです。

私はカラオケとはいきませんが、最近始めたこのパソコンが趣味になりましたので、いろいろ頑張ってみようと思います。

 

ご訪問有難うございました。