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子育てストレス!つぶれるか乗り切れるかは旦那がカギ!

子育ては特に初めてだと、とかくストレスが溜まるものです。

前回子育てに悩み、「仕事を辞めようか…」と悩む同僚のお話をしましたが、その時一緒に話し合った1人が、旦那さんの協力を勝ち取り、子育てが少し楽になったという体験を話してくれました。

旦那さんの協力をどのように取り付けストレスが軽減したのかご紹介します。

 

子育てのストレスは想像以上だった

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子供が生まれるまでの間は、喜びと同じくらい不安も有りますよね。

新しい命ですから、すべてにおいて慎重にと気を遣います。

育児書や雑誌を読み込み、育児の具体的な手順などをしっかり勉強することと思います。

そしていよいよ誕生するとママはさまざまなことに直面します。

 

産後は気持ちもからだも不安定になりがち

出産を終えると、ホルモンのバランスが不安定になることも有ります。

自分では意識しないうちにイライラしたり、気持ちが滅入ったりすることも。

初めての子育てで、事前にシュミレーションしていたイメージとは違い、どう対応すればいいのかと悩む場面もたくさん出てきます。

 

育児で生活リズムを強制的に変えざるを得ない妻

24時間赤ちゃんを中心に生活が回りますから、ママは自分の時間というものがほぼなくなりますよね。

睡眠時間も少なく、子どもが泣き出すと、どんなに疲れていても起きてお世話をしなくてはいけません。自分のペースで生活リズムを確保することは出来ないのです。

うちの子は抱っこしているとウトウト眠りにつくのですが、フトンに寝かせた途端泣き出すという子でした。昼夜関係なくです。そのため仕方なく、抱いたまま座椅子にもたれた状態で仮眠をとるという生活が1か月ほど続きました。辛かったですね。ほんとに仮眠としか呼べない小刻みな睡眠でなんとか乗り切った感じです。腕の筋肉痛がひどかったのは言うまでも有りません。

 

子育てはママの仕事と非協力的な旦那

話してくれた彼女の旦那さんは、最初は育児にかなり非協力的だったそうです。

1日お世話して疲れ切った彼女が、ご主人の帰りを待ちわびて、子どもの世話を束の間でも見て欲しいと願います。

「疲れて帰ってきてるのに、風呂入ってご飯食べてゆっくりしたいよ。」

「家にずっといるんだから、子どもの昼寝時にゆっくりできるだろ。」

家にいるから楽と言われカチンときたようです。

お互いにそれぞれの苦労やしんどさを分かり合えない状況でした。

 

このままではストレスでつぶれる

確かに主人の言うことも分からない訳ではなかったと言います。

彼女も産前は働いていたので、仕事の大変さや自宅でのくつろぎが必要なことも理解出来ました。ただ、育児疲れで体も気持ちも参っていると、不満しか感じなかったそうです。

食後にのんびりソファで寛ぎ、子どもが泣いていても、「泣いてるよ。」と全面的に任せる主人の態度に、つい文句を言ってしまうのです。

 

ある出来事がきっかけで良い方向へ

そんなことが続くとお互いの関係もギクシャクし、2人とも笑顔が減りました。

「可愛い子供を授かったというのになんで⁉」

「こんなはずじゃなかった…」

そんなストレスも加わり、とうとう彼女はダウンしてしまったそうです。

高熱が出て、起き上がることも出来ないので、ご主人に仕事を休んでもらったそうです。

 

育児などしたことがなかった夫にあれこれ指示

ミルクやおむつ替え、泣いた時にあやす。

言葉で書くと簡単ですが、実際に1日やってみると、それは大変です。

要領がわからないので、横になっている彼女のもとに何度もやり方を聞きに来ては、何とかこなすご主人。

お風呂に入れたり、寝かしつけたりと大活躍だったそうです。

 

妻の大変さを身をもって体験した旦那

幸い1日で回復した彼女ですが、その日から夫の態度に少し変化が出始めたそうです。

彼女いわく、旦那さんは今まではこんな気持ちだったのではと分析します。

  1. 可愛いと思ってはいても、世話を自分で具体的にしなかったので少し引いた感じで子供を見ていた。
  2. 男は外で働き、子育ては母親の役目という固定観念が有った。だから介入しない、したくないという本音が有ったのでは?
  3. 大変とは言っても、家の中でのこと。外で揉まれて苦労する仕事に比べればたいしたことはない。
  4. 文句ばかり言われるし、顔もしかめっ面が多くてうんざり。

どう変化が有ったかというと、何回かに1度は言わなくても、泣いた時の世話をしてくれるようになったそうです。お互いの小言も減りました。

怪我の功名で、図らずも子供の世話をすることになったご主人は、子どもの可愛さをより深く実感したのでしょう。

母親が泣く我が子を本能的に放っておけないように、旦那さんも子どもが泣いてると、気になって何か出来ないかと考えるようになったのかもしれません。

人に言われてするのは億劫ですが、自発的に行う行動は当たり前に感じることも有ります。

 

一日ママを休ませてくれることも

最初は、お世話もぎこちなく、危なっかしい時も有りましたが、何度か手伝ううちに御主人も上達したようです。

特にお風呂に入れるのは、力の有る男性の方が安定しているので適していると思います。

仕事のやり繰りがついて早めに帰れる日は、事前に「自分がお風呂に入れるから」と連絡をくれるようになったそうです。

そして、「たまには友達と映画でも見てきたら。その日は俺が見とくよ。」なんて嬉しいことも言う旦那様になったそうです。

これには聞いていた一同、

「いいな~旦那さん優しい。」

と羨ましく思いました。

 

終わりに

彼女が旦那の協力を取り付けたのには、難しい秘策は有りません。

きっかけは、彼女が体調不良でダウンしたこと。旦那さんが具合の悪い妻に代わって子どもの世話をせざるを得ない状況でしたが、その後の展開が良いですよね。

男性側の育児の参加に意識を向けたことが大きいですが、彼女も不満が減った分、優しく接することが出来、お互いのささくれてしまった気持ちが緩和して、思いやりの有る関係に変わったのが大きかったと思います。

ストレスを和らげるのはやはり家族の思いやりと協力ということですね。

 

ご訪問有難うございました。