風の小径

小さな径(人生)を心地よい風に吹かれて充実して生きていきたい

家事分担が進まない一因は家庭料理の難しさ⁉夫に作ってもらうには?

家事分担を望む女性は多いですが、あまり進んでいないのが現状のようです。

家事の中でも特に負担の大きい料理を、たとえ週末だけでも分担してくれたらどんなに楽でしょう。

女性側がそう望んでもなかなか進まないのは、家庭料理に求められる荷が重いのです。

昔から家庭料理として、当たり前に言われている「一汁三菜」は、フルタイムで働いているとかなり大変です。

 

料理を完璧にするには過酷なフルタイム共働き主婦の現状

 

一日どっぷり仕事で消耗して、満員電車で帰途につき、駅前で夕食の買い物をして、着替えると座る間もなくエプロンをつけ、台所に立つ。

これが私の日常です。たぶんこんな方は多いのではないでしょうか。

 

会社のランチタイムで話題になるのは、今日の夕食の献立。

  1. 冷蔵庫の中の材料を思い出しながら、作れるものを考える。
  2. 一汁三菜には栄養バランスも込めないといけないので、そこを考える。
  3. 足りないものを帰りに買うためメモする。
  4. 昨日と似たメニューを避けるため、同僚に献立のヒントをもらう。(昨日何作った?など聞く)

仕事を持ちながら主婦業をするとなると、こういったことも日常になります。

家事の中で、やはり一番やっかいなのは料理ですよね。

 

料理の品数を減らしてみたら…

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メニューを考えるのも作るのも大変な「一汁三菜」。そこで減らしてみました。

最近ダイエットに目覚めた家族からは、私が料理を作り過ぎるとクレームをつけられていました。

有れば食べてしまうので、腹八分で抑えたくても出来ないという理由です。(憮然)

 

まず一汁を抜いてみました。

 

主人「みそ汁は?」

私 「ないよ。」

主人「じゃスープは?」

私 「作ってません。」

なんだか物足りなそうです。

 

別の日に、一汁二菜にしてみました。

「おかず、これだけ?」

ほら、やっぱり物足りないんでしょ。

結局元に戻しました。

家族の「おかずをあまり作らなくていい」という意見は、うちでは当てになりません。

 

 

料理は作ったら終わりではない

たまに主人に、「私も働いてるんだから、たまには作ってよ。」と休日に依頼します。彼が作れるものは、袋ラーメンにせいぜい、野菜や卵を自分の好みでトッピングして出してくれるくらいです。

麺の硬さにこだわるので、適当に作る私よりは美味しいです。(笑)

ただ、その後の台所の状態がひどい。

野菜などを炒めたフライパンを流しにボンと置き、他の鍋やらまな板、油や調味料などが散乱しています。

一時置きのために使った皿や洗った野菜を水切りしたザルなどはたいして汚れていないのに、流しに置いたフライパンに無造作に置いたりするので、無駄に油まみれになります。

苦情を言うとへそを曲げて、「もう作らない。」となります。

 

自分が片付けまですれば、非効率であるというこちらの言い分にも納得するのでしょうが、結局「作るだけ」なので、その辺の実感が無いんですね。

簡単なラーメンを1品作るだけでこの有様ですから、複数のおかずを並べる、夕食全体を作ってもらうなんて、夢のまた夢です。

 

料理家電やインスタント食品の充実は手助けにはなるけれど…

「今どきの主婦は料理するにも、便利な家電や調味料、冷食などがたくさん有っていいわよね。」

これは妹が、姑に以前言われたことのある嫌味です。(笑)

 

たしかにそれは認めます。

ただし、だからと言って多少時短や手助けにはなっても、やはり料理に取られる時間や手間は少ないものではありません。

 

夫に料理を作ってもらうには便利そう

ただ、夫に料理を作ってもらう手助けにはおおいになりそうです。

料理のハードルを下げて、お願いするには?

 

  • 今はレンチンだけで完結するレシピも有るので、それを教える。
  • 冷食には、使う分だけ取り出せる冷凍野菜も種類が豊富なので、切る手間を省き活用してもらう。
  • 調味料の配合を自分でしなくてもよいものや、混ぜるだけ、仕上げに入れるだけといった食品の活用。

残念ながらうちには、最新の高機能な便利家電はありませんが、こういう食品などを駆使すれば、時短になりおかず3品くらいは揃えられそうですよね。

 

一流料理人に男性は多いというけれど…

確かに好きだったり、目指している人は素晴らしい能力を発揮される方が多いかと思います。

ただ一般の男性は、もともと子供の時から台所に入る習慣はほとんど無かったでしょう。

結婚前は母親が、結婚してからは奥さんが作りますから、早くに独立し自炊していたということでもなければ、なかなか料理へのハードルは高いですよね。無理も有りません。

 

海外に比べて家事分担の割合が低い日本

自分のこのような実態から考えても、これは頷ける意見です。

家事の中でも掃除などは、男性の方が力が強いとか背が高くてはかどることも多いので、感謝の気持ちを伝えると、次もやってくれたりします。

ただ料理となると、ある程度の経験や知識がないと出来ない部分も有り、なかなか分担が進まないんですね。

 

終わりに

最近は、料理好きの男性もいて、会社で話しているのを聞いていると、「早く帰った方が夕食を作る。」という人もいました。羨ましい。

 

分担してもらうには、根気よく基本の部分だけでも教える必要が有りますね。

その上で、便利家電や入れるだけで調味完了の優秀な食品などを活用してもらう。

美味しい料理が作れれば、興味や達成感を感じて、作る意欲が湧くかもしれませんからね。

そうやって、いつか週の半分くらい夕食を作ってくれる日が来ないかなと目論み中です。(笑)

 

ご訪問有難うございました。